以前はカットモデル部門があって、様々なエンジンやミッションのカットモデルを作っていました。
カットモデルを作る手順としては、中身を全部取り出して歯車も軸も全部バラバラに分解後、カットするものメッキするもの塗装するものに分けていきます。
モーター駆動にするものはメッキ厚を考慮して軸類を研磨したりもします、そうでないとメッキの厚み分渋くなって動かなくなってしまうのです。
ミッションケースやエンジンブロックを切るのですが、図面があるわけではないので打ち合わせした時に書く仮想線が目印、それでも切り進めるうちに切ってはいけない部分が出てきたり、逆に大きく削る場合もあります。
ミッションケースも3ピースだったり、エンジンもシリンダー部とヘッドをまたいで加工するときは組立てて擦り合わせも必要になります
分解はともかく組み立てるのは大変です、マニュアルが有ってもよほど部品を小分け管理しておかないと探しているだけでどんどんと時間が過ぎてしまいます。
そんな大変な作業ですけど、完成したカットモデルは綺麗なので納品するのが惜しくなる時もあります。
近日中に動画もアップいたします。