製造業は製造することが仕事ですが、同時に検査(測定 計測)をすることが求められます。
作るより検査の方が簡単そうですが、なかなかそうではありません。
巻尺で測るのか、ノギスで測るのか、マイクロメータで測るのか、気温何度で測るのか、図面に直接計測データを書くのか、他の書式に書き込むのか・・・
これはもう完全に一つの仕事です。
ですから、これが効率よく出来れば全体がスムーズに流れることになります。
そういうことで、メーカーによる測定器のデモンストレーションは年に何回かしてもらって(買うか買わないかは別です)機械の進化を見ています。
当社は製缶と機械加工を生業にしていますが、測定の精度は穴を除くと0.1mm単位なのでそんなにうるさいわけではありません。
そのかわり少し大きくて形状が複雑(測定しにくい)なのでそれがどれだけ簡単に出来るかが関心ごとです。

測定器はどんどん進化して昔観たSF映画のようになっています。

このデモンストレーションにより、我々の頭の中も上書きされて時代に置いてけぼりにならないようにしているのです。
日本の技術力は今も世界に誇れるものだと信じています。
生産性や効率の話をよく聞きますが、それも負けていないと思っています。
日本人はもっと自信を持つべきです。
少しだけやり方や考え方を変えれば世界が再認識する国になります。