これは水冷エンジンの部品です。
材質はアルミの鋳物ですので、溶接しようと思えば溶接出来なくはないのですが
問題はこの裏側です。

Oリングの溝が彫ってあるので、溶接したらこの溝をもう一度加工しなければなりません。
丸いもの(旋盤でつかめる形状)ならいいのですが、これはその段取りが大変ですので、新規に製作することにしました(そもそも水密の保証が出来ない)。

フランジはレーザー加工機でブランクしてOリング溝は溶接前に旋盤加工しておいて、パイプ(製作)もエルボ形状に溶接してカラーチェックを済ませておきます。

そして溶接。
フランジの留め穴に対して45度振っているので、目分量で溶接しています。
Oリングも新規に購入してセットで納品しました(漏れると困るので・・)。