今回は冷却水が凍って割れてしまった内燃機関のヘッド部分の溶接です。

年代物らしく、とてもいい佇まいです。

水が凍る時の膨張の力は凄いです。バルブのシート面が割れていなくて幸いです。

そのまま溶接しようと思ったけど、それも格好が悪いので、クランプしました。

今回、予熱して溶接したら母材の希釈が多くなりすぎて溶接したわきにクラックが入ってしまい、水を張って漏れ試験したら染み出てきたので、クラックが入ったところを銀ローで埋めました。

合わせ面はオイルストーンでラップしてあります。
熱で歪が出たかと思ったけど、大丈夫でした。
検査用の石定盤の上でもガタは有りませんでした。
今回のこの仕事は色々と勉強になりました。
これからも色々と経験して技術を向上させていきます。