今回はこのような案件です、古い機械の鋳鉄の脚が折れてしまったので溶接できるかどうかという問い合わせがありました。
内容を伺ったところ回転部分や油密構造のケースではなかったので承りました。
幸い破断面がすっきりしていましたから、合わせの問題もなく仮付けが出来ました。
鋳鉄(鉄の鋳物)の溶接自体はコツがいるけどそれほど難しいわけでもないのです、では何が問題かというと形状と油などの汚れです。狭い場所、クラックがどこまであるのかわからないとか、油でべとべとになっていると溶接の時に熱で油が気化してとても大変な思いをします。
後は予熱するようなものなのかそのままつけていいのかと、後熱や徐冷が必要なのかという判断です。
鋳物は伸びが無いので(脆い)溶接をすると熱影響で境界線に割れが生じます(溶接割れ)これを防ぐ対策をしないとどこまでも溶接することになります。
まあ、色々ありますけど上手く出来たときはとても嬉しいのです。
だからこの仕事はやめられません。
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