世の中はこの30年でデジタル化が劇的に進んでいる。
もちろん便利になった。
ものすごく。
レコードで聴いていた世代なので、CDの出現は驚異的だった。
音質もそうだが、なんて言っても「コンパクト」なのが良かった。
扱いが簡単でしかも瞬時に次の曲、次の曲とスイッチ一つだ。
もっと恩恵を受けたのはダビング。
レコード一枚をテープレコーダーで録音すると普通に聴くのと同じだけ時間がかかった。(まさしく1:1のシステム)
そんなシステムなのに、ドライブ用のテープを作ろうものなら今と比べたら気が遠くなる時間を費やすことになる。(でも、それが楽しかった)
今の若者に説明してもにわかには理解できないかもしれない。
何故なら、今はさらにそれよりも便利だからだ。
だけどちょっと待てよ・・・と思う
何もかもがデジタル化して時間も節約できているはずなのにこの余裕の無さは何だ。
何かおかしい。
そうか!
歩いて1時間だった場所に、走って10分で到着してんだ!
1時間かかって集合場所に行っても普通に話が出来るけど、全力疾走して到着したらしばらくは話が出来まい。
デジタル化って?
「カットモデル」