当社の溶接の歴史は「その2」で触れましたが、今回は「溶接」という作業がどういうものなのかについて書きたいと思います。
一般に溶接と言えば一昔前(40年くらい前)だと手溶接。
現在では半自動溶接になります。
何が違うかというと手溶接はホルダーと呼ばれているものに溶接棒を挟んで溶接する品物にアークさせて溶接棒を溶し込んでいくという形です。
溶接棒の長さは通常350mmから450mmで、棒の長さよりも短いビートしか引けません。
その度に棒を付け替えなければいけないので溶接以外の手間がかかります。
でも、もちろんメリットもあり、シールドガスが不要なので屋外での溶接に向いています。
半自動は通常20Kg巻きのリールを装着しておけばそれが無くなるまでは使えます。
デメリットとしてはシールドガスが必要になるので屋外作業には向いていません。
当社は手溶接、半自動、Tig(タングステン イナート ガス)溶接機があります。
これらを状況や材料により使い分けて作業しています。
因みに、手溶接の開先突合せ溶接が好きです。
半自動なら隅肉かな。